離婚の相談で弁護士の無料相談所を利用した体験談

離婚は感情だけで動いては余計にトラブルが大きくなる事柄も多いです。かといって、法的なことを知らない素人にとっては、分からないことも多々あります。私自身、離婚をする際にさまざまな問題があり、とても悩んで困ったものです。

そんなときに弁護士の存在は役に立ちますが、費用がかかるのも事実ですよね。私は運良く、弁護士の無料相談所を上手に活用することができました。そのときの経験談をお話ししたいと思います。

マイホームを購入後に突然の離婚の危機が

私は新婚当時、市の新婚家賃補助を利用して賃貸物件に住んでいました。

貯金もできてきたので、4年目に中古住宅を購入して少しリフォームして移り住んだのです。中古物件とは言えマイホームも持つことができて、順調に暮らしていくはずでした。ところがマイホームを構えて1年くらい経った頃、主人の様子が少しおかしくなってきました。

どういうわけか、残業や休日出勤が多くなり、帰宅がどんどん遅くなってきたのです。ときには朝帰りをすることもありました。主人が言うには、仕事が忙しくてそのまま先輩宅に泊まらせてもらったと。確かに先輩とは仲が良くて、引っ越しも手伝ってもらいました。

初めは私も何も思っていませんでしたが、あまりにも朝帰りが増えてくるとさすがにおかしいなと思えてきます。主人はとても真面目で浮気などできるタイプではなかったのですが、それでもどこか心の中で疑ってしまうときがありました。

主人と過ごす時間がだんだんと減ってきて、夕食もバラバラになってきました。そして、マイホームを持った2年目の年末のある夜、主人の口から飛び出した言葉。「1人になりたい」と。本当に突然、そう言われたのです。

「1人になりたい」とはどういう意味なのか、わたしは聞きました。「それは離婚したいということなのか?」と。すると主人は、「まぁ、そういうことだ」と頷いたのです。「いろいろ悩んでいて、先輩に相談することが多くなり、家を留守にしていた」とも言います。

「家に帰るのが辛くなってきた」とも。いずれにせよ、主人は私と別れたいようでした。私達には子供はいませんでしたが、あまり喧嘩もせず仲が良い夫婦としてみんなにも思われていました。家も買ったのに、まさかこんなことを言われるなんて本当にびっくりして言い返す言葉もない私。

けれども大人しい主人がそこまで言うのに、特に止める気持ちも起こらなかったのです。そこまで稼ぎがあるわけでもなく、子供もいません。主人に頼るタイプの性格もなかったので、「分かったよ、別れよう」と翌日、私は返事をしました。

主人は子供を欲しがっていたので、子供ができる女性と一緒になったほうが幸せではないかとも考えたのです。結局のところ、私自身も主人に対して未練がなかったのでしょう。勿論、誰か好きな人ができたのかなという疑惑はありましたが、特に追究する気もありませんでした。

家の連帯保証人から抜けるには

そんなわけで特に揉めることもなく、私達は離婚することになると思っていたのですが、ここで大きな問題が浮かんできました。

それは私が、家を買ったときの連帯保証人になっているということです。連帯保証人から抜けなければ、離婚するにあたってややこしいということは私にも分かりました。マイホームは、主人の実家の近くでしたが、主人はそこには住まず実家に帰ると言います。

私も主人の実家の近くにそのまま住み続けるのは嫌だったので、家を出て一人暮らしをするつもりでした。結局持ち家は、売らなければなりません。無事に売れるまでは、私が連帯保証人から抜けることができないので離婚もできません。

また、マイホームは中古物件をリフォームしたものであり、築年数は古いです。さらに、坂の途中にあり、駅からも遠いのです。そんなにすぐに売れるとは思えませんでした。このままズルズルと籍を入れたまま暮らすのはお互い嫌で、なぜ別れるのに家を買ってしまったのか後悔ばかりが残ります。

私も離婚するならさっさと旧姓に戻って、1人でまた新しい生活を始めたくて、どうしたものかと悩んでいました。ローン額もまだまだ残っています。

無料の弁護士相談会を見つけて

離婚したいものの、マイホームのこと、連帯保証人のことがネックになり身動きが取れない状態の日々が続きました。主人とはどんどん、気まずくなっていきます。そんなときにふと見つけたのが、区役所で行われている弁護士の無料相談会だったのです。

マイホームの連帯保証人のことなど、弁護士に聞けばベストな方法を教えてくれるのではないかと思いました。

無料相談所は1人40分で、なんと3カ月も予約が埋まっていました。私はすぐさま区役所に電話して、3カ月後の予約を取ったのです。私は離婚に関する相談でしたが、勿論皆相談事はさまざまでしょう。それにしても3カ月待ちとは、いろいろと悩んでいる人が実に多いことを実感しました。

無料の相談所を上手に活用するコツ

弁護士の無料相談所を利用するにあたって、私はまず聞きたいことをメモ用紙に箇条書きにまとめました。そもそも相談に使える時間は限られています。何時間でも弁護士と話せるわけではなく、私が行った相談所は1人の持ち時間は40分ということでした。

40分なんて、いろいろと話していたらあっという間に終わってしまいます。貴重な時間をギリギリまで使って、聞きたいことを後悔なく聞くためには、事前に相談内容を整理しておく必要がありました。勿論、離婚に至る状況説明もしなければいけませんし、悩んでいること、聞きたいメインのことを的確に伝えなければいけません。

まず、家庭の状況を説明するだけで、かなりの時間を要することが分かりました。できるだけ要点のみを書き出してまとめて、実際に声に出して読んでみると20分かかりました。20分かかって離婚状況を話し、その後に聞きたいことを伝えたとすると、弁護士からの説明を聞く時間がなくなります。

なんとか10分ほどで状況説明できるように、何度も私は書き直しました。この作業は、無料相談所に行くのであれば是非ともしておくべきだと私は思います。そのおかげでいざ当日、予定通りにスムーズに相談会が進みました。

そして、私は弁護士からのアドバイスをしっかり聞きたかったので、メモも持って行きました。重要な点はメモに取り、家に帰って読み返すととても分かりやすかったです。法的なことは難しい内容も多いですし、書いておかなければ忘れてしまいます。

相談会に行くときは、事前に要点をまとめることと、メモ用紙を準備していくことがコツです。

無事に離婚が成立

弁護士に相談し、まず言われたことは「私の代わりの連帯責任者を探しなさい」ということでした。できれば主人側の身内が良いとのこと。それで私は、主人にそう話して主人の両親や兄弟に連帯保証人を代わってくれないか相談したのです。

自分の息子が離婚したいと言っているわけで、その協力を主人の身内がしないわけにはいきませんよね。話し合いは長引きましたが、なんとか主人のお義父さんが連帯保証人になってくれることに決まりました。おかげで離婚も成立して、その半年後には無事に家も売れたようです。

あのとき弁護士無料相談所に行かなければ、どうすれば良いのか私は分かりませんでした。今でも思い切って相談して良かったと思っています。